丹後ちりめんとは

丹後ちりめんとは、1720年(江戸時代)から京都府・丹後地方で製造されている伝統的な織物です。強くねじった糸を使用し独自の製造過程を経ることで、織物の表面に「シボ」と呼ばれる凹凸が現れるのが特徴です。シワになりにくく、深みのある風合いに人気があり、主に着物や和装小物などに使用されています。

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丹後ちりめんと丹後地方の歴史

丹後は京都府の北部にある日本海に面した地域です。雨や雪の日が多い湿潤な気候のため、乾燥を嫌う絹織物の生産に適しており、710年ごろ(奈良時代)から続く国内最大の絹織物の産地です。1720年(江戸時代)に一時貧しくなった丹後を復活させるために京都の西陣に修行に出た丹後の職人が、表面に「シボ」と呼ばれる凹凸のあるちりめん生地の製造技術を習得し、丹後に持ち帰ったことが丹後ちりめんの始まりです。織物の営みが育んだ、織物工場の町並みや日本三景天橋立の風景など、丹後地方の歴史文化が日本遺産として認定されています。丹後の職人たちは300年以上その技術を継承し続け、今や全国の和装用白生地織物(着物の表生地)の約70 %が丹後で作られるまでになっています。また各時代に合ったいくつもの商品を生み出し続けています。

京都府について

京都は日本の西よりに位置します。かつて首都でもあり、多くの神社仏閣、庭園、皇室の宮殿、伝統的な日本家屋が存在します。

当店では、丈夫で日常使いに適した化繊で丹後ちりめん製造から加工までを行っている日本の製造業者より商品を直接仕入れ、販売しています。日常使いしやすい様々な商品を取り揃えています。